28歳 元飲食店勤務 T.Yさん
年齢に関して
自衛官は結婚する年齢が早いといわれていますが、私達の場合も年齢的には早かったほうだと思います。
私が23歳、主人も同じく23歳の時でした。
自衛官の結婚の年齢が早いといわれているのにはいくつか理由があるんですが、独身の自衛官(幹部以外)は営内に居住することが決められているのでそこから出たいという人はわりと早くに結婚を考えます。
若ければ若いほど、やはり自由な生活をしてみたいという願望が強いからだと思います。
他には自衛官には転勤があるのでつきあってる恋人と遠距離になってしまう可能性もあり、それが嫌だという人は転勤をきっかけに結婚をしたりします。
それまで近くで会おうと思えばいつでも会えたのに、いきなり会える機会が少なくなるのが嫌だというカップルは少なくありません。
私達の場合は学生時代からの長いつきあいがあったので自然とそうなりましたが、友人カップルは彼側の転勤が決まったことをきっかけに籍を入れていました。
自衛官との出会い
自衛官は結婚願望が強い方もけっこういますし、普段からの厳しい訓練のこともあって恋人を求めている人もたくさんいます。
私達は高校生の頃からつきあっていて、なんとか順調に交際を実らせたのですが、自衛官が出会いを求める場合には職場での出会いはほとんどないので必然的に友人などを通して合コンをしたり、結婚相談所に登録したり、出かけた先での出会いなどによるものです。
例えば居酒屋などは自衛官と出会える可能性が高い場所です。
実際にはなかなか恋人を作るチャンスがない自衛官向けの合コンサイトなどもあるので、そういうところへ登録して恋人を探す独身自衛官もいます。
たくましい男性が好みという女性の中にはそういう専門の自衛官との結婚をできるチャンスのあるサイトを利用するという方もいますので、登録をしておくというのは有効な方法だと感じました。
私達夫婦の友人2人もそういうサイトで合コンをして見事に恋人を見つけて交際を開始しました。
自衛官との結婚
自衛官と結婚するというのはある程度の覚悟も必要です。
まず1つ目はとても早起きだということです。
早朝に呼集訓練があることもあるので眠っている間に出かけてしまっていたということもあります。
しかも身だしなみはいつもピシッとしています。
自衛官は自分で制服にアイロンをかけたり、靴を磨いたりすることに慣れていますから、そういう意味では奥さんが大変な思いをするということはないです。
ただし籍を入れても実際に一緒に暮らせるまである程度の期間が必要な場合があります。
自衛官になって3年未満の場合は結婚しても営外で暮らせない可能性があるからです。
陸士長になるまでは営内居住が基本です。
また自衛官は3曹以上がいわゆる正社員的な立場なので、それ以下の階級の場合、給料面でも営外での生活が厳しいです。
ですから、上司からも3曹くらいになるまでは籍を入れるのは待ったほうが良いといわれる場合があります。
やはり結婚するからには安定した生活を送れるようになってからと考える上司が多いようです。
自衛官と結婚してちょっとマイナスなところ
ちょっとマイナスなところは転勤があることと訓練などがあって不在になることも多いことでしょう。
幹部だと2、3年ごと、曹階級だと5年から10年ごとに転勤があるのでせっかくそこでの生活に慣れたなと思った時に転勤となってしまうことがあります。
それに子供が幼稚園や小学校など通っていた場合はその度に転校させなければいけないので、その手続きも大変ですし、子供はお友達ができても離れ離れにならなくてはいけないこともあるので少しかわいそうだと感じる時があります。
そして訓練は大体1週間程度ありますし、入校となれば半年ほど不在になることもあるのでそういう場合はほぼ母子家庭状態です。
ですから、自衛官の妻として気持ちをしっかりと持てるような精神的に自立した方じゃないと自衛官の妻はなかなか務まらないかもしれません。
ある程度のことは男性がいなくてもできるようになっていないといけません。
自衛官の夫と結婚して良かった!と思ったところ
自衛官の夫で良かったところは一応公務員なので社会的な信用はとても良いという点があると思います。
私の父は非常に厳しい人ですが、主人が結婚の挨拶に来た時には大喜びで出迎えていましたし、親戚などにも自衛官ということで安心だなとよく言われました。
また給料面でも安定しているので、これもすごくよかったところです。
毎月のお給料自体はすごく高いということはありません。
でも安定しているというのは生活する上ではポイントが高いです。
特に子供ができてからはそう感じることが多いです。
それと営内で居住している間に自分のことは全て自分で行うので、妻に任せっきりということがありません。
これは小さい子供がいる時にはすごく助かります。
なんでも妻に任せきりという旦那様も世の中には少なくありませんが、自衛官の場合は少なくともそういう面では苦労しないですむと思います。
福利厚生なども充実しているので、その点もとてもよかったなと感じています。