40歳 元銀行員 K.Nさん
自衛官との結婚で分かった事は、家庭に専念できることと老後の安心感です
社会人サークルでの出会い
私は、30代に入ってから、結婚というプレッシャーを感じてはいたものの、自分の仕事と生活で精一杯の毎日を過ごしていました。
ですけど、友人や周りの同僚などが次々と結婚していき、気心の知れた仲間と賑やかに過ごすことから遠ざかり、寂しさを感じる事もありましたが、そんな私にも唯一の楽しみがありました。
ある社会人サークルに参加し、日頃の寂しさを紛らわしていたのです。
そのサークルでは日々のストレスなどをうまく発散することが出来ましたし、何より
そこで偶然出会ったのが今の主人です。
奥手な私は、サークル内でもそれほど目立たない存在だったと思いますが、彼はとても気にかけてくれ、話しかけてくれました。
体が大きくて男らしく、その上とても優しい彼に、私は惹かれ始めていました。
忙しく、頻繁に社会人サークルへの参加ができないという彼に、私は勇気を振り絞り、別れ際に思い切って自分から連絡先を手渡しました。
嬉しいことに彼からはすぐに連絡もらえて徐々にではありますが着実に距離を縮めていくことができました。
様々な不安はありましたが、信頼関係が築けていたことが結婚の決め手
段々と親しくなる中で、自衛官という職業について分かってきました。
なかなか会えない事に、寂しさを感じることもありましたが、大変なお仕事をしている彼の負担にならないよう、精神的な自立を目指して私は私で忙しく生活し、デートの時には元気でいられるように工夫をしました。
デートの前日はアルコールを飲まないとか夜更かしは絶対しないなどです。
そんな私を彼も評価してくれていたようです。
けんかや言い争いなどすることもなく、いつも楽しいデートになってました。
ですが、2人の間では何度となく結婚についての話は出ていたものの、自衛官という仕事は、身の危険も他のお仕事をされている方々よりも高いですし、自宅を不在にすることも多いため、やはり不安がありました。
私がどんなに頑張っても変える事ができないですから、恋愛中も頭の隅にそのことが引っ掛かり、悩むこともしばしば・・・。
しかし、主人の誠実さと公務員という職業の安定性、万が一の時の保障などを考えると共に、比較的長い交際期間を経ていたため信頼関係が築けていたことで、結婚に踏み切ることができました。
結婚生活も老後も安定
結婚してから知った事ですが、自衛官の年金は民間の一般企業とは違い共済年金というものです。
年金支給額が高めな事に加え、世間で言われる「年金問題」の心配もそれほどないと言われています。
老後の穏やかな生活には、やはり安定した生活が大切ですから、とても安心しました。
子供の事を考えれば、父親不在の期間が多いのはかわいそうに感じますが、その分私がしっかり支える気持ちがあります。
父親の国を守る大切な仕事に誇りを持ってもらえるような配慮もしていきたいと思っております。
転勤も多いため、その度に手間がかかりますが、定年までリストラされる心配もなく安心して生活できる事など、魅力的な部分も多いと感じています。