噂で自衛官は結婚式を挙げないというものがありますが、これは本当かどうかと言いますと職場の状況によっては挙げない場合があります。
特に海上自衛隊に勤務している場合だと艦艇勤務になることが多く、航行に出てしまいますと結婚式どころか新婚旅行もままならないですし、自由が効きません。
もちろん自衛官といっても時期をしっかりと想定していれば新婚旅行も可能ですし、妻が妊娠して出産する時に育児休暇を申請すれば許可が下りますので安心はできます。
自衛官の方が結婚式を挙げる時はできるだけ出航の時期と被らないように調整することがほとんどになります。
結婚式になりますと自分達の都合だけではなく両親や同僚やお世話になった人や上司も招待することになりまして、調整がかなり難しくなります。
自衛官になりますと上司も同じ職場で働いていますので、それらの方も艦艇勤務等をされていますから早めに日程を組む必要があるのです。
そういったスケジュール調整が難しいと判断した場合に結婚式をしないという方が自然と多くなるのです。
そういった自衛官の場合でも人生に一度あるかないかのイベントですし、妻の方も求めているケースがありますので入籍した年月ではなく、日にちを改めて都合が良い日をに式を挙げることが多々ありまして、新婚旅行も長期の休暇が取れる時にする場合もあるでしょう。
そもそも自衛官は出会いが少なく日々の仕事が忙しい事が多いです。
そういった事がありますので自衛隊が主催する合同のお見合いパーティーも定期的に開催されていまして、そこで出会いが実った方に対してはしっかりとした祝福をしてくれます。
ですから育児休暇等の事はしっかりと考えられていまして、男性の自衛官であっても育児休暇の申請をすれば艦艇勤務の時や緊急の時以外だと申請の許可は下ります。
意外と職場では家庭の事も考えていて結婚式を挙げないからといって家庭の事を疎かに考えている職場ではありません。
もちろん部隊が忙しい時は許可が下りないこともありますので事前に出産や育児をどうするかの対策を考えておかないといけません。
また結婚した後の生活も事前に考えないといけないでしょう。
自衛隊の基地は全国どこにでもありますし、どこに派遣されるかも分からない事が多いです。
転勤が続いたり、艦艇勤務になると半年以上は家を空けたりしますので妻側からすれば慣れない土地で一人で過ごしたり、育児を一人で頑張ったりしないといけません。
特に昇進でもしたらさらに忙しくなり、家庭の時間がそれほど取れなくなることもありますので上手く考え方を変えないといけません。
- 一人の時間を楽しむ
- お金が節約できる
- 気兼ねなく遊べる
といったように一人である事に対してメリットを考えられるようにしないといけません。
夫がいない事に対して浮気をしているのではないかとネガティブに考えてしまう人もいたり、先ほどの結婚式を挙げないのは妻を大切にしていないからだと考えたりと悪い方向に考えてしまうとキリがありません。
自衛官と結婚すると式が挙げられる挙げられないといった問題だけではなく、今後の生活にも大きく影響しますので妻側にも覚悟がいるのです。
夫も自衛官として昇進していけば苦労も増え家庭での時間も減っていきますので、その事をメリットと感じられるようにしないと長く続けていくのが難しくなります。
自衛官と結ばれるという事は直近の式だけではなくて、場合によっては遠距離恋愛や母子家庭状態になる事も知っておいてください。