24歳 元OL Y.Mさん
自衛官は特殊な人??
自衛官って、夫と出会うまでは特殊な仕事だと思っていました。
いつも厳しい訓練や寮生活のようなことが中心で、何か災害などがあれば駆り出されるし、普通の家庭を持っている人がいるのは当たり前なのに、そんなことは夢にも思っていませんでした。
でも、夫と知り合ってからは、自衛官は所属が会社ではなく国の機関というだけで、みんなごく普通の人なんだなと分かりました。
夢を持って自衛官になった人も多いと思いますが、親戚や家族の中に自衛官がいたから自分もなったとか、みんながみんな、並々ならぬ気持ちで志したのではないのだと分かったのも、普通の人なんだなと分かってなんとなく安心出来ました。
夫は子供の頃から憧れていた職業だったのでそれを目指してそのまま特に苦労せずに仕事に就けたようです。
私はあまり夢を持って仕事を志したことがないので、夫のことはすごいなと思います。
普通のサラリーマンとは違うので、色々と苦労はありますが、結婚して良かったと思っています。
出会いのきっかけ
出会いのきっかけは友人の紹介です。
その人は私と夫の共通の友人なのですが、私も、おそらく夫も、恋人がいないまま何年も過ごしていましたので、その友人が心配してくれたんだと思います。
年齢もそこまで離れていないし、なんとなく雰囲気も似ているし良いんじゃないかなと思った、と友人が後から言ってくれました。
夫は仕事が忙しいし、自衛官という仕事柄、家族に迷惑をかけることもあるかも知れないから、絶対に結婚したいという気持ちはなかったそうです。
私も、もし良い人がいれば結婚すれば良いし、いなければ一生独身でも良いかなと思っていましたので、友人は一人で心配してくれていたようです。
もし、この友人が私達を結びつけてくれなかったら、二人共もしかしたら一生独身だったかもね、と夫とよく話しています。
夫とは気が合うので、もしこういう形で知り合っていなかったとしても、友達として仲良くなれたんじゃないかなと一人密かに思っています。
出会った年齢
出会いは夫が26歳で私が22歳の時です。
夫は真面目な性格で、ある程度の年齢になるまで学業や仕事優先で、あまり女性とお付き合いしたことがなかったようですが、私もあまり遊び慣れているようなタイプの人は苦手なので、お互いにちょうど良かったんじゃないかなと思います。
周りの人からも、なんとなく似ていると言われますが、自分でもそう思います。
年も少し離れていますし、趣味が一緒とか好きなアーティストが似ているとかそういうのもほとんどないのですが、性格が合うことが一番大切だし、性格が合うからこそ、それ以外の部分で共通点が少なくても一緒にいられるんだと思います。
考え方が同じことが多いので、あまり細かく説明しなくてもよく分かってくれるので楽です。
結婚自体はお互いの両親がすぐに許してくれたのでハードルは低かったと思います。
私の両親も、自衛官だと聞いただけで、即OK!みたいな感じでした。
出会った翌年に結婚しました。
人によってはちょっとマイナスかな?
人によっては、ちょっとマイナスなところなのかも知れませんが、自衛官はとにかく転勤が多いです。
もし、この先、子供ができたら大変だと思いますが、私自身は新しい街や知らない都道府県に住めるのがとても楽しみです。
自衛官の役職によっては、外国に転勤になる人もいて、単身赴任にするのか家族も付いて行くのかはみなさん悩むところだそうです。
これから先どうなるか分かりませんが、少なくとも二年に一回は必ず引っ越しがあるので、私自身はそれを楽しむつもりです。
また、自衛官の夫は普段はポーッとしているように見えるのですが、実は責任感が強く、いざという時は本当に頼りになります。
私は緊急時に慌てて何もできないタイプなので、いつも夫に助けてもらっています。
でも、そういう時に限って夫がいないということも考えられるので、私ももう少ししっかりしなければいけないなと思います。
結婚して良かったところ
自衛官の夫と結婚して良かったところは、もちろん性格が合うことが第一ですが、収入が安定しているというのは非常に大きいと思います。
ある友人の旦那さんは大手商社に勤めていましたが、合併でリストラの対象になったと聞き、仕事があるって当たり前ではないんだなと痛感しました。
結婚に際してちょっと大変だったのは、もちろん結婚式の日は出れて当たり前なんですが、結婚式の前準備に充てた日に、突然の仕事が入ったりして、一人で行けるところは一人で行きましたが、二人揃ってでないと行けないところはキャンセルをしないといけなかったので大変でした。
予約をとる時にすぐにとれたら良いですが、それが延び延びになると気持ちも焦りますし、ただでさえ準備は大変なものなのに、のんびりした性格の私がテキパキとするのは本当に大変でした。
今となっては良い思い出ですが、予定を確実にこなせないというのは職業柄仕方のないことなのかなと思っています。